社内運動会TIPS
スポーツ嫌いでも楽しめる!社内運動会を盛り上げるイベント30選

かつて日本の企業で盛んに行われていた社内運動会。すっかり過去のものと化してしまいましたが、最近になって復活の兆しを見せています。しかし、その一方で「社内運動会なんて出たくない」「面倒くさい」と思っている社員が一定数いることも事実です。特にスポーツが苦手な人にとって、社内運動会は苦痛以外のなにものでもないかもしれません。そこで今回は、運動嫌いな人でも参加したくなる、ユニークなイベントを30種類ご紹介します。
社内で運動会を開催するメリット
多くの企業では、社員の親睦を図るためにさまざまな社内行事が開催されています。その中で、今なぜ運動会が注目を浴びているのでしょうか。その人気の秘密に迫ってみましょう。
一体感が生まれる
社員全員で同じ種目に参加したり、チームを応援したりすることで、一体感が生まれます。社長や役職者との距離感も近くなり、社歴やキャリアに関係なく一致団結して楽しめるのは、運動会ならではの魅力です。このイベントをきっかけにチームワークが高まれば、業務の効率化を図ることも可能でしょう。
コミュニケーションが深まる
飲み会や社内旅行だと、どうしても親しい人同士が集まりがちです。しかし、運動会では全員が競技に参加するので、あまり親しくない人とも交流して親しくなれるチャンスがあります。幅広くコミュニケーションを深める絶好の機会といえるでしょう。
体を動かすことでリフレッシュできる
ビジネスパーソンは日頃の業務に追われて、運動をする機会がなかなかありません。そこで、運動会をきっかけに体を動かすことで気持ちをリフレッシュすることができます。運動会をきっかけに、健康意識が高まる効果も期待できるでしょう。
会社の嫌なイベントに運動会がランクイン!その理由は?
社内運動会に対してポジティブな意見が相次ぐ一方で、ネガティブな意見も根強く残っています。キャリアインデックスが関東在住の有職者に対して行ったアンケート調査によると、「会社にあったら嫌な制度」の1位にランクインしたのは運動会でした。その理由として次のような要因が考えられます。
もともと運動が嫌い
運動会と聞いて、楽しい思い出がある人もあれば、苦い思い出がこみ上げてくる人もいます。運動嫌いな人にしてみれば、運動会は苦痛な時間でしかないでしょう。社員全員が主役になって楽しめる会にするためには、スポーツが苦手な人でも参加できるイベントを取り入れることが大切です。体を動かす喜びを知るきっかけ作りになることが理想的ですね。
貴重な休日を会社のために使いたくない
社内運動会は休日に設定されることが多く、若い世代を中心に「社内行事で大事な休みをつぶされるなんてとんでもない」といった不満を持たれがちです。しかしそれと同時に、「実際に参加したら楽しかった」という意見もよく耳にします。こうした声からも、運動会に積極的に参加したくなるようなイベントを盛り込むことの重要性がうかがえます。
練習したくない
ただでさえ日頃の業務に追われている会社員にとって、就業時間以外に運動会の練習に時間を割くのは大変なこと。その分達成感を得られるかもしれませんが、人によっては負担が大きい場合があるでしょう。なるべく練習なしでも楽しめることに重点を置いた種目やイベントを選択するのが得策です。
社内運動会を盛り上げるイベント30選
社内運動会で定番となる種目は、どうしても運動神経や体力のある社員が活躍する場になってしまいがち。若手社員から管理職まで、全員が笑顔になれるようなイベントを企画することが運動会を盛り上げるポイントです。ここでは、社内運動会に対して消極的な人でも思わず参加してみたくなるイベントを30種類取り上げてみました。ぜひ参考にしてみてください。
運動会の新定番?おもしろ競技イベント
運動神経や経験値に関係なく、人数さえ集まれば気軽に行えるものを中心にご紹介します。
1. 人間大玉転がし
巨大なバブルボールの中に人が入って転がしていくもの。見ているだけで盛り上がる競技です。
2. 風船バレー
やわらかい風船を使うのでラリーが続きやすく、世代を問わず楽しめます。
3. ジャンボビーチボールのトスリフティング
巨大なビーチボールを使って、手だけで何回リフティングができるかを競います。
4. ストラックアウト
テレビ番組で有名になったピッチングゲームです。的となる9つのボードに向かってボールを投げます。1名につき12回の投球で、いくつのボードを射抜けるのかを競います。
5. バブルサッカー
ノルウェー生まれの新しいスポーツです。バブルボールを被って、お互いに押し合いへし合いしながらサッカーをします。全力でぶつかっても痛くないので、思いっきりプレーを楽しみましょう。日頃のストレス解消にもってこいです。
6. チャンバラ合戦
日本の伝統的な遊びを現代風にアレンジ。片手にスポンジ製の刀を持ち、腕に装着した「命」とよばれるボールを落とし合う「合戦」の様子は、さながら戦国時代のよう。老若男女問わず夢中になるゲームです。
7. 役員人間ボーリング
役員の顔写真を貼った巨大なピンに向けて、大玉を投げる競技です。最初は遠慮がちにボールを投げていた人も、そのうち本気になってピンをガンガン倒すようになるのが面白いところ。上下関係抜きで楽しむのにぴったりです。
8. ローション相撲
言葉の響きからエロチックなものを想像するかもしれませんが、いたって健全なスポーツです。ルールは、土俵からはみ出すか、転んだら負けというシンプルなもの。想像を絶するヌルヌル体験は、一度やると病みつきになってしまうかも。
9. 借り人競争
借り物ならぬ借り人競争。「メガネをかけている人」「髪を結んでいる人」などお題に沿った人を探します。観戦している人も参加する可能性があり、会場が一体となって大いに盛り上がるでしょう。
10. 自転車遅乗り競争
自転車をゆっくり漕いでゴールできたら勝ち。足がついたら失格になります。意外と難しく、周りは大笑いですが本人は真剣勝負です。
11. 後ろ向きリレー
後ろ向きに走るリレーです。後ろ向きだと足が速い遅いがあまり関係ないので、運動が苦手な人にもチャンスがあります。
12. ○×クイズ
おなじみの○×クイズも、会社にちなんだ問題にすれば盛り上がること間違いなし!愛社精神の度合いがわかるかも?
13. 仮装リレー
仮装して走るだけというシンプルな競技ですが、その姿を見るだけで自然と笑いがこみあげてきます。特に真面目な人ほど、普段とのギャップが生じて見ているだけでも面白くなりますよ。
14. 華のステージ
チームに分かれて、ステージの上に何人乗れるかを競います。
15. 体力測定コーナー
いつまでも若いと思っていても体は正直なもの……。身体年齢を知るよい機会です。
16. クリーン競争
進行係の合図とともに客席のゴミをチーム対抗で集めます。会場を清掃する手間が省けて一石二鳥です。
17. 表彰式&プレゼント抽選会
個人やチームの努力と栄誉を称える表彰式は、運動会の要ともいえるイベントです。ラストに全員にチャンスがある抽選会を開催して、勝者も敗者も皆で盛り上がりましょう。
運動の疲れを癒すイベント
運動のあとは疲れを癒すコーナーでゆっくりできるといいですね。日頃の仕事の疲れを吹き飛ばしましょう!
18. マッサージ
体を動かしたあとにマッサージをすると、疲労回復が早まる効果が期待できます。
19. 足湯
足だけ入浴する足湯。足湯をするだけでも温浴効果があり、とても気持ちがいいものです。
20. 芋煮振る舞い
里芋や牛肉などを大鍋で煮込む芋煮は東北の郷土料理。今や全国的なイベントとして親しまれています。
子供が喜ぶイベント
社員の家族が参加することが多い運動会は、子供が飽きない工夫をすることも大切です。子供も大人も喜ぶイベントを取り入れてみましょう。
21. 宝探し
親子で参加することが多い社内運動会にぴったりのゲームです。手紙をヒントにお宝を探します。子どもはもちろん、大人もつい夢中になってしまいそう。
22. スーパーボールすくい
縁日でおなじみのスーパーボールすくいは子どもたちに大人気! 金魚と違って逃げないので簡単そうに見えますが、意外と難しいのです。
23. ふわふわ(エア遊具)
ふわふわとは、空気で膨らませた大型の遊具のことです。中に入って飛んだり跳ねたりして遊ぶことができます。さまざまな種類やサイズのものがレンタルできるので、運動会の規模に合わせて選べますよ。
24. ダーツ
年齢に関係なく誰でも簡単に楽しめるとあって、幼稚園や子ども会のイベントでも定番の遊びです。
25. 輪投げ
どこか懐かしい輪投げは、ダーツ同様、手軽に楽しめるのが魅力です。
26. 屋台
子どもたちに人気の屋台ですが、手間ひまがかかるし、食中毒の問題が怖い……という意見も多いでしょう。火を使わない、ポップコーンやかき氷、ラムネ、冷やしきゅうり、綿菓子などであれば比較的簡単に準備ができます。
企業の特性に合わせたイベント
企業のカラーに合わせたイベントは、オリジナリティーを出すのにおすすめです。
27. ブラインドタッチ競争(一般企業)
日頃の地道な鍛錬の積み重ねを、成果として発揮するチャンスです。
28. カップ麺出前競争(カップ麺製造会社)
カップ麺を積み上げて、どれだけ早くゴールまで届けられるかを競います。
29. 商品のラッピング競争(デパート)
業務中はまじまじと見ることができない先輩のスゴ技を習得することができるかも!
30. パソコン組み立て対決(IT機器メーカー)
必要なパーツを組み立てて、1台のパソコンを完成させます。親子で組み立てに挑戦するのも楽しそうですね。
社内運動会を盛り上げる3つのポイント
運動会をさらに盛り上げるために次の3つのポイントを押さえておきましょう。
景品を用意する
景品を用意すればモチベーションがアップします。景品選びは幹事の腕とセンスの見せどころ。一般的に、世代に関係なく人気があるのが旅行券やカタログギフトです。どちらも実用的で、本人が好きなように使えるので重宝されています。
情報をこまめに共有する
社内運動会を成功させるには、社員全員を上手に巻き込みながら計画を立てることが大切です。スケジュールや競技内容など、日頃からこまめに情報を共有して、意見交換をする機会を設けましょう。
BGMの準備も抜かりなく
運動会を盛り上げるのにBGMは欠かせません。いろいろな世代が盛り上がるような選曲をして、思い出に残る1日にしましょう。
まとめ
社内運動会の目的は、単純に社員の運動能力を競うものではなく、チームの一体感やコミュニケーションの活性化、リフレッシュなどを図るものです。そのためには、全員が参加して楽しいと思える企画を打ち出すことが重要です。定番の種目に加えて、ユニークなイベントを取り入れることで、より運動会を盛り上げることができるでしょう。
参考サイト: