さいたまスーパーアリーナで企業運動会がおすすめの理由?費用から開催手順まで

「社員の一体感を高めるために、記憶に残る特別な運動会を開催したい」と考えたとき、その会場の候補として、「さいたまスーパーアリーナ」が挙がるかもしれません。とはいえ、いざ開催するとなると「費用はどのくらいかかるのか」「どのように準備すればよいのか」など、多くの疑問が出てくるでしょう。
本記事では、さいたまスーパーアリーナが企業運動会の会場としておすすめの理由から、具体的な費用、盛り上がる企画アイデア、そして開催までの手順までわかりやすく解説します。
目次
さいたまスーパーアリーナが企業運動会の会場におすすめの理由
さいたまスーパーアリーナを企業運動会の会場におすすめする理由は、主に以下の3つです。
- 社員の記憶に残る「特別な体験」を創出できる
- 首都圏から抜群のアクセス!複数路線で参加しやすい
- 梅雨や猛暑でも安心!計画通りに開催できる全天候型施設
その圧倒的なスケール感やアクセスの良さ、そして計画を確実に実行できる安心感が、特別な一日を演出してくれるでしょう。
理由1:社員の記憶に残る「特別な体験」を創出できる
さいたまスーパーアリーナは、人気アーティストのコンサートや大規模なスポーツイベントが開催される、有名な場所です。普段は観客として訪れる場所に、社員が「主役」として立つことができます。
この非日常的な体験は、社員の心に強い印象と高揚感を与え、忘れられない運動会になるでしょう。「会社がこれほど特別な場所を用意してくれた」という事実は、社員にとって大きな誇りとなり、愛社精神や働くモチベーションを育むことにつながります。
理由2:首都圏から抜群のアクセス!複数路線で参加しやすい
大規模なイベントでは、社員がスムーズに集まれるかどうかは重要なポイントです。さいたまスーパーアリーナは、JR「さいたま新都心駅」から徒歩3分という便利さに加え、JR京浜東北線、上野東京ライン(宇都宮線・高崎線)、埼京線という複数の路線が利用可能です。
東京駅や新宿駅、大宮駅など主要な駅からのアクセスも良いため、幅広い地域からの参加しやすい立地にあります。
理由3:梅雨や猛暑でも安心!計画通り開催できる全天候型施設
屋外でのイベントでは、天候は大きなリスクとなります。その点、さいたまスーパーアリーナは完全に屋内の施設であるため、雨や猛暑の影響を受けずに計画通りにイベントを開催できます。
雨などで中止になる心配がないため、準備にかけた労力や費用が無駄になりません。これは、イベントを運営する担当者にとって何より大きな安心材料と言えるでしょう。
さいたまスーパーアリーナで運動会を開催するなら知っておくべきこと
さいたまスーパーアリーナには多くの魅力がある一方で、開催にあたって事前に知っておくべき注意点もあります。計画を具体化する前に、次のポイントを押さえておきましょう。
- 人気会場のため早めの予約が必要
- 広い空間を活かすための企画が求められる
人気会場のため早めの予約が必要
さいたまスーパーアリーナは、音楽ライブや展示会など、年間を通して数多くのイベントに使用されています。そのため、特に土日祝日といった社員が参加しやすい日時は、1年以上前から予約が埋まっていることも珍しくありません。
開催を検討し始めたら、計画を具体化する前に、まずは会場の空き状況を確認し、長期的な視点でスケジュールを調整する必要があります。
広い空間を活かすための企画が求められる
10,000㎡を超える広大な空間は大きな魅力ですが、参加人数や企画内容によっては広さを持て余し、一体感が得にくいこともあります。これを避けるには、会場の広さを最大限に活かしつつ、参加者が一体となって盛り上がれる企画や空間設計が不可欠です。
例えば、競技エリア、応援エリア、休憩エリアなどを明確に区切ったり、巨大スクリーンを活用して会場全体の注目を集めたりする工夫が効果的です。
さいたまスーパーアリーナの企業運動会向けの会場
さいたまスーパーアリーナにはさまざまな会場がありますが、企業運動会に活用できるのは「メインアリーナ」と「スタジアム」「コミュニティアリーナ」の3つです。
メインアリーナ
メインアリーナは、コンサートやバスケットボール、格闘技などの室内競技に最適化された会場です。可動式の客席を最大限に活用することで、約22,500席を設けられます。フィールド面積は約7,100㎡で、企業の周年記念やグループ会社全体を対象にした、1,000人以上の大規模な運動会におすすめです。
スタジアム
スタジアムは、空間拡張システムによって出現する、約37,000席を誇る巨大な会場です。フィールド面積は、メインアリーナの約2倍である約14,600㎡です。数千人規模の社員が一同に会する超大規模な運動会や、複数の競技を同時に進行させたい場合に向いています。
コミュニティアリーナ
コミュニティアリーナは、メインアリーナに隣接する、自然光を取り入れた開放的な会場です。フィールド面積は約7,500㎡で、フットサルのコートを4面設置できるほどの広さとなっています。ロールバック式の客席(1,000席~3,000席)を引き出して観客席として利用することも可能で、数百〜数千人規模の運動会に適しています。
さいたまスーパーアリーナでの企業運動会の開催にかかる費用
企業のイベント担当者にとって、開催費用はもっとも気になるポイントではないでしょうか。運動会の開催には、以下のようなさまざまな費用が発生します。
- 会場費
- 付帯設備費
- 人件費
- 備品費
- 景品の費用 など
その中でも、特に大きな割合を占めるのが「会場費」です。ここでは、さいたまスーパーアリーナの「会場費」と、ケース別の会場費のシミュレーションをご紹介します。
会場費
さいたまスーパーアリーナの会場費は、利用する会場や、利用目的(本開催か設営・撤去か)、そして平日か休日かによって変動します。利用料金は、0時から24時までの連続した12時間を1単位として設定されています。
【施設の基本利用料金表(税込)】本開催の場合
利用会場 | 利用内容 | 平日 | 土・日・休日 |
スタジアム (客席を使用する場合) | 本開催 | 11,000,000円 | 12,100,000円 |
スタジアム (客席を使用しない場合) | 本開催 | 6,600,000円 | 7,700,000円 |
メインアリーナ (客席を使用する場合) | 本開催 | 7,260,000円 | 8,250,000円 |
メインアリーナ (客席を使用しない場合) | 本開催 | 5,500,000円 | 6,160,000円 |
コミュニティアリーナ | 本開催 | 2,200,000円 | 2,860,000円 |
参考:利用料金表|さいたまスーパーアリーナ
【施設の基本利用料金表(税込)】設営・撤去・リハーサル
利用会場 | 利用内容 | 平日 | 土・日・休日 |
スタジアム (客席を使用する場合) | 設営・撤去・リハーサル | 5,500,000円 | 6,050,000円 |
スタジアム (客席を使用しない場合) | 設営・撤去・リハーサル | 3,300,000円 | 3,850,000円 |
メインアリーナ (客席を使用する場合) | 設営・撤去・リハーサル | 3,630,000円 | 4,125,000円 |
メインアリーナ (客席を使用しない場合) | 設営・撤去・リハーサル | 2,750,000円 | 3,080,000円 |
コミュニティアリーナ | 設営・撤去・リハーサル | 1,100,000円 | 1,430,000円 |
参考:利用料金表|さいたまスーパーアリーナ
なお、延長は1時間単位で、延長1時間につき基本料金の20%に相当する金額が別途加算されます。
ケース別の会場費シミュレーション
実際に企業運動会で利用する場合、会場費はいくらになるのか、2つのケースでシミュレーションします。設営・撤去は規模により1単位で足りる場合もありますが、大規模な企業運動会では前日準備・翌日撤去が必要になることが多いため、ここでは「2単位分」として試算しています。
ケース①:スタジアムを土曜日に利用する場合
スタジアムを土曜日に利用する場合について、客席を使用する場合と客席を使用しない場合の両方を想定し、それぞれの会場費を試算しました。
本番利用料(税込) | 設営・撤去・リハーサル料(税込) | 合計(税込) | |
客席を使用 する場合 | 12,100,000円 | 6,050,000円 × 2 = 12,100,000円 | 24,200,000円 |
客席を使用しない場 | 7,700,000円 | 3,850,000円 × 2 = 7,700,000円 | 15,400,000円 |
ケース②:メインアリーナを平日に利用し、2時間延長する場合
メインアリーナを平日に利用し、本番を2時間延長した場合のシミュレーションを行います。延長料金は「1時間あたりの基本料金の120% × 延長時間」で算出しました。
本番利用料(税込 | 2時間分の延長料金(税込) | 設営・撤去・リハーサル料(税込) | 合計(税込) | |
客席を使用する場合 | 7,260,000円 | 605,000円 × 1.2 ×2 = 1,452,000円 | 3,630,000円×2=7,260,000円 | 15,972,000円 |
客席を使用しない場合 | 5,500,000円 | 458,333 × 1.2 × 2 =1,100,000円 | 2,750,000円 × 2 =5,500,000円 | 12,100,000円 |
さいたまスーパーアリーナでの企業運動会におすすめの企画アイデア
せっかくの広い会場を活かすなら、定番の競技に加えて、大人数で盛り上がれる企画を取り入れるのがおすすめです。ここでは、参加者同士の交流を促し、会場全体が盛り上がる4つの企画をご紹介します。
企画 | おすすめの理由 |
チャンバラ合戦 | 「軍議」と呼ばれる作戦会議を通じて、自然と交流が活性し、年齢や性別を問わず誰もが楽しめる。 |
バブルサッカー | 見ているだけでも面白く、会場が盛り上がる。運動神経に関わらず、誰でも思いきり楽しめる。 |
借り物競争 | 部署を越えた交流が生まれ、社員の意外な一面を発見できることがある。 |
ムカデ競争 | 練習段階から大きな掛け声を欠かさず行うため、メンバー間の連携が深まり、クラスやチームの結束力が劇的に高まります。 |
チャンバラ合戦
チャンバラ合戦は、スポンジ製の刀で相手の腕についたボールを落とすことを目指す、合戦形式のアクティビティです。戦いの前には「軍議」と呼ばれる作戦会議を行い、攻め方や守り方といった戦略を共有します。戦いの後には振り返りを行い、次の戦いに向けた作戦を練り直すのが基本的な流れです。
ルールはシンプルですが、勝敗を左右するのはチームで行う作戦会議です。攻め方や守り方などを話し合うことで、自然と交流が活性化します。年齢や性別、運動神経に関係なく誰もが主役になれるため、一体感を高めるのに最適な企画です。
チャンバラ合戦
バブルサッカー
バブルサッカーは、参加者が巨大なビニールボールを身にまとい、互いにぶつかり合いながらサッカーを行う、新感覚のスポーツです。基本的なルールは通常のサッカーと同じですが、ビニールボールが衝撃を吸収するため、怪我を心配にせずに思いきりぶつかり合えるのが特徴です。
見ているだけでも面白く、参加者も観客も思わず笑顔になってしまうでしょう。
バブルサッカー
借り物競争
借り物競争は、お題カードに書かれた物を会場内から探し出し、それを手にゴールを目指す競技です。
「〇〇部長が今日の朝食で食べた物」「創業当時の社内報」など、企業ならではの面白いお題を設定すれば、会場内を駆け巡りながら多くの社員と会話するきっかけが生まれます。普段は接点の少ない社員の意外な一面を発見できるかもしれません。
借り物競争
ムカデ競争
ムカデ競争は、複数人が縦一列に並び、隣り合った人同士の足首をロープなどで結んで、全員で息を合わせながらゴールを目指す競技です。前に進むためには、一歩踏み出すタイミングとリズムをチーム全員で完全に一致させなければなりません。練習段階から大きな掛け声を欠かさず行うため、メンバー間の連携が深まり、チームの結束力が劇的に高まります。
ムカデ競争
企業運動会を成功に導く7ステップ
大規模な会場での運動会を成功させるために、計画的に準備を進めましょう。準備を怠ると、会場の予約が間に合わなかったり、当日の運営が混乱したりするなど、失敗につながるリスクが高まります。せっかくの運動会が「楽しいはずなのに不満が残るイベント」にならないよう、ここでは計画から開催後までの大まかな流れを7つのステップに分けて解説します。
1.開催目的を明確にする
まず、「なぜ運動会を開催するのか」「このイベントを通じて何を達成したいのか」を具体的に言葉にしましょう。例えば「社員の一体感を高めたい」「部署間の交流を活性化したい」など、目的が明確であるほど、その後の計画がブレにくくなり、経営層への説明や予算確保もしやすくなります。
2.日程と会場候補を選ぶ
目的を明確にしたら、具体的な日程を検討し、さいたまスーパーアリーナの空き状況を確認します。日程を検討する際は、繁忙期を避け、多くの社員が参加しやすい時期を選ぶことが大切です。また、さいたまスーパーアリーナのような人気の高い施設は、1年以上前から会場を押さえる必要があります。希望日程の予約が取れなかった場合に備え、他の会場も候補に入れておくと安心です。
3.参加人数から予算を組む
おおよその参加予定人数を基に、発生する費用をすべて洗い出し、予算を策定します。会場費のほか、グラウンドの設営・撤収費、音響・照明などの設備費、スタッフや警備員に支払う人件費、競技や演出にかかる費用、景品代、保険料などを洗い出しましょう。
4.実施する競技を決める
設定した目的や参加者の年齢層・男女比、会場の特性などを考慮し、実施する競技を決めていきます。参加者全員が楽しめるよう、身体を動かす競技だけでなく、戦略性・チームワークが勝敗を左右する競技や、応援している側も楽しめる競技などもバランスよく組み合わせることがおすすめです。
5.備品や景品などの手配を進める
実施する競技が決まったら、それに必要な備品や景品などの手配を進めます。景品は社員のモチベーションを左右する重要な要素であるため、社員が喜ぶものを用意しましょう。優勝チームへの豪華な景品だけでなく、参加賞や面白い賞を用意すると、最後まで盛り上がります。
6.役割分担を行う
開催日が近づいてきたら、当日の運営体制を整えましょう。受付、参加者の誘導、司会進行、審判、救護、記録、警備など、必要な役割を洗い出し、それぞれの責任者と担当者を決定します。トラブル発生時の報告経路などをまとめた運営マニュアルを作成し、事前にスタッフ全員で共有しましょう。
7.開催後は撤収作業を行う
運動会が終了したら、速やかに撤収作業を行います。レンタルした備品の返却や、会場内のゴミの処理を徹底し、会場を借りたときの状態に戻す「原状回復」を確実に行いましょう。最後まで責任を持って対応することで、企業としての信頼性を守り、気持ちよくイベントを締めくくれます。
さいたまスーパーアリーナの基本情報
以下にさいたまスーパーアリーナの基本情報をまとめました
所在地 | 〒330-9111 埼玉県さいたま市中央区新都心8番地 |
アクセス |
|
問い合わせ先 | 048-601-1122 |
公式サイト | https://www.saitama-arena.co.jp/ |
さいたまスーパーアリーナの企業運動会に関するよくある質問
ここでは、さいたまスーパーアリーナの企業運動会に関するよくある質問とその回答をご紹介します。
Q. 費用は総額でいくらくらいかかりますか?
A. 開催時期、利用時間、使用する設備によって大きく変動するため一概には言えませんが、会場費や運営費などを含めると、最低でも1,000万円以上の予算が必要になると考えておくとよいでしょう。詳細な見積もりは、公式サイトから問い合わせてください。
Q. 最寄駅はどこですか?
A. さいたまスーパーアリーナの最寄駅は、JR「さいたま新都心駅」です。東口から徒歩約3分と、会場までのアクセスが非常に便利です。さらに、JR埼京線の「北与野駅」からも徒歩約7分で到着できます。
Q. 運動会に必要な備品は借りられますか?
A. 会場には、音響・照明・映像といった基本的な設備はありますが、バブルボールなどの競技用の備品は用意されていません。これらは、別途イベント会社などを通じて手配しましょう。
まとめ
本記事では、さいたまスーパーアリーナでの企業運動会がおすすめの理由や費用、おすすめの企画例、準備の流れについて解説しました。
社員の記憶に残る「特別な体験」を創出できる、首都圏からのアクセスがよいなどの魅力がある一方で、高額な費用や準備の大変さといった課題もあります。