東京ドームで企業運動会は開催できる?費用・メリットから開催手順まで解説

「社員の一体感を高め、記憶に残る特別な企業運動会を開催したい」と考えたとき、会場の候補として「東京ドーム」を思い浮かべる方もいるのではないでしょうか。とはいえ、「ドームで運動会を開催するメリットはどのようなものなのか」「準備はどのように進めればよいのか」と疑問に思う担当者の方も多いはずです。
本記事では、東京ドームで企業運動会を開催するメリットや事前に知っておくべきこと、盛り上がる企画アイデア、さらに具体的な開催手順まで幅広く解説します。
目次
東京ドームで企業運動会を開催するメリット
東京ドームで企業運動会を行うメリットとして、他にはない圧倒的な広さや特別感が挙げられます。ここでは、企業運動会を開催するメリットを3つご紹介します。
- 野球の聖地という特別感でモチベーションが高まる
- 天候に左右されずに大規模なイベントが開催できる
- 充実した設備でイベントをドラマチックに演出できる
野球の聖地という特別感でモチベーションが高まる
東京ドームは「野球の聖地」として知られる場所で、普段はテレビの画面越や観客席からしか見られません。しかし、東京ドームで企業運動会を開催することで、社員は憧れのグラウンドに立つことができます。選手が立っている場所に自分も立てるという非日常感と、限られた人だけが立ち入れる空間にいるという高揚感は、参加者の心を強く掴みます。
この特別な体験は、「社員のためにこれだけの投資をしてくれる」という強いメッセージとなり、社員の愛社精神を育みます。そして「東京ドームで運動会を開催する企業で働いている」という事実は、社員にとって大きな誇りとなり、日々の仕事へのモチベーションを後押ししてくれるでしょう。
天候に左右されずに大規模なイベントが開催できる
東京ドームは完全屋内型の施設であるため、屋外イベントに付きものの天候リスクを避けられます。梅雨の豪雨や夏の猛暑、冬の寒さなどを気にする必要がなく、常に快適な環境で企業運動会を開催することが可能です。
運動会が当日に雨天で中止となれば、スケジュールの再調整や、遠方からくる社員の交通・宿泊のキャンセルなど、大きな負担が発生します。その点、天候に左右されずに計画通りに開催できることは、社員にとっても運営側にとっても大きな安心につながります。
充実した設備でイベントをドラマチックに演出できる
世界最大級のメインビジョンやプロ仕様の音響・照明設備を活用できるのも、東京ドームならではの魅力です。これらを取り入れることで、企業の運動会を通常の行事にとどめず、記憶に残る感動的なイベントへ変化させられます。
【活用例】
- 開会式で各チームが音楽とともに入場し、メインビジョンにチーム名やメンバーの顔を映し出す
- 競技の合間に、活躍する社員の姿をまとめたオリジナルムービーを上映する
- 閉会式で優勝チームを発表する瞬間に、照明演出を加える
こうした工夫により、会場の一体感を高め、イベント全体をドラマチックに盛り上げることができます。
東京ドームで企業運動会を開催するなら知っておくべきこと
東京ドームでは特別な体験が実現できる一方、事前に知っておくべき注意点もあります。計画を立てる前に、以下のポイントを押えておきましょう。
- 会場費に加えてさまざまなコストがかかる
- 希望日に予約が取れない可能性がある
会場費に加えてさまざまなコストがかかる
東京ドームを利用する場合、会場費だけでも相当な金額が必要になります。ただし、正確な料金は公表されておらず、時期や利用内容によって変動する可能性があります。
しかし、支払う費用はそれだけではありません。大型ビジョンの使用料や、音響・照明の専門オペレーターの人件費、備品のレンタル費、さらにイベントの計画・運営を外部に依頼する場合はそのディレクション費も必要です。
想定外の出費で慌てないためにも、多角的に見積もりを取得し、予算を余裕を持って計画することが重要です。
希望日に予約が取れない可能性がある
東京ドームの年間スケジュールは、プロ野球の公式戦やコンサートなどで埋まっている日が多く、企業イベントに利用できる日程は限られています。特に、社員が参加しやすい土日や祝日は、予約の競争率が非常に高いのが実情です。
もし開催を検討するのであれば、最低でも1年前から東京ドームの担当者に問い合わせ、長期的なスケジュールを視野に入れて調整を進める必要があります。
東京ドームでの企業運動会を成功させるには競技選びが重要
東京ドームの広いグラウンドは大きな魅力ですが、その分、参加者が距離を感じてしまう恐れもあります。企業運動会を成功させるためには、広さを活かしたダイナミックな競技と、チームで力を合わせる対抗競技をバランスよく組み合わせることが大切です。
全員で盛り上がれる競技やチームで協力する競技を織り交ぜることで、会場のあちこちで自然と歓声が生まれ、プログラム全体を通じて活気を保つことができます。競技の選び方と進行の工夫が、イベントの満足度を大きく左右するといえるでしょう。
東京ドームでの企業運動会におすすめの企画アイデア
広いグラウンドを最大限に活かし、誰もが楽しめるおすすめの企画アイデアをご紹介します。
おすすめの企画アイデア おすすめの理由
おすすめの企画アイデア | おすすめの理由 |
チャンバラ合戦 | 作戦会議(軍議)を通じて自然に交流が生まれる。ルールがシンプルで、役職や年齢を問わず誰でも楽しめる。 |
借り人競走 | 部署を越えた交流が生まれ、普段関わりの少ない社員同士のつながりを深めやすい。 |
まるばつクイズ | クイズ形式で盛り上がりながら、楽しみつつ自社への理解と愛着が深まる。 |
バブルリレー | 巨大なバブルボールに入ってリレー形式で競うため、運動が苦手な人でも安心して参加可能。チームでバトンをつなぐ一体感も味わえる。 |
バブルボール相撲 | バブルボールを身にまとってぶつかり合う、という普段見られない姿に会場が笑いに包まれる。 |
綱引き | 全員の力を一つに合わせて勝利を目指すことで、強い一体感が生まれる。応援やライバル意識も相まって、会場全体が大いに盛り上がる。 |
大縄跳び | 息を合わせて取り組むことでチームの結束を強化できる。 |
チャンバラ合戦
チャンバラ合戦は、スポンジ製の刀で相手の腕についたボール落とし合う、合戦形式のアクティビティです。ルールはシンプルですが、「大将を守りながら敵陣を攻める」「少数精鋭で奇襲をかける」など、チームごとの戦略が勝敗を左右します。
戦いの前には「軍議」と呼ばれる作戦会議があり、戦術を話し合ってから実際の合戦に挑みます。さらに振り返りを行い、新たな計画を立てて次の合戦に挑むというのが基本の流れです。作戦会議を通じて自然と交流が活性化し、役職や年齢、性別に関係なく誰もが本気で楽しめるため、一体感を醸成するのに最適です。
チャンバラ合戦
借り人競走
借り人競走は、指定されたお題に合う人を会場内から探し、一緒にゴールを目指す競技です。お題は自由に設定できて、「メガネをかけた部長」といった定番のお題から、「愛犬の写真を待ち受けにしている人」「入社1年目の人」など、面白いお題まで工夫次第で無限に広がります。
お題に合う人を探して会場を駆け回るうちに、普段は話す機会のない他部署のメンバーとも自然に会話が生まれ、社内のつながりを深めるきっかけになります。
借り人競争
まるばつクイズ
まるばつクイズは、出題された問題に対して、参加者が正解だと思うエリア(○と×)へ移動する全員参加型の競技です。
企業の歴史や製品、文化に関するクイズを出題すれば、楽しみながら自社への理解と愛着を深める絶好の機会となります。何百という社員が一斉にマルとバツのエリアへ移動する様子は、東京ドームの広大なスケールと相まってまさに圧巻です。さらに、大型ビジョンに回答時間のカウントダウンや問題を映し出すなど、ショーさながらの演出も可能です。
マルバツクイズ
バブルリレー
バブルリレーは、参加者が巨大なビニール製のバブルボールの中に入り、リレー形式で速さを競う競技です。ぶつかっても転んでも衝撃が吸収されるため、運動が苦手な人でも安心して思い切り楽しめます。
観客にとっても面白い非日常的な光景であり、自然と笑顔や応援が生まれるのが特徴です。写真や動画映えも良く、会場全体の雰囲気が明るくなります。
バブルボール相撲
バブルボール相撲は、参加者が巨大なバブルボールを身にまとい、ぶつかり合って相手を土俵の外に押し出す、または転倒させるかを競技です。
バブルボールのクッション性により、全力でぶつかり合っても怪我をしにくいのが特徴です。見た目の面白さから応援にも熱が入り、会場は笑いに包まれます。
普段は真面目な上司が勢いよく吹っ飛ぶ姿など、役職や年齢に関係なく無礼講で楽しめるため、社内の風通しを良くする効果も期待できるでしょう。さらに、「部署対抗の勝ち抜き戦」といったトーナメント形式にすると、盛り上がりは一層高まります。
バブルボール相撲
綱引き
綱引きは、2チームに分かれて一本の綱を引き合い、相手チームを自陣に引き込む、運動会の定番競技です。一本の綱に全員の力を集結するこの競技は、企業の一体感を象徴する競技として最適です。
部署対抗のトーナメント戦にすれば、「あの部署には負けられない!」といったライバル意識が生まれ、応援にも自然と熱が入ります。勝利してチーム全員で喜ぶ瞬間は、忘れられないものとなるでしょう。
綱引き
大縄跳び
大縄跳びは、長い縄をチームで息を合わせて跳び続ける競技です。回す人と跳ぶ人の息を合わせる必要があり、「い~ち、に~い」と声を揃えて取り組めば、自然と会場に一体感が生まれます。
記録を競ったり、全員で一斉に挑戦したりとアレンジできて、世代を問わず誰でも楽しめるのが魅力です。東京ドームの広い空間でリズムよく跳ぶ姿は迫力満点で、社員の結束を高める効果も期待できます。
大縄跳び
東京ドームで企業運動会を開催する流れ
ここでは、実際に東京ドームで企業運動会を開催するための手順を、段階ごとに解説します。
1. 開催目的を明確にする
2. 日程と会場を決める
3. 企画内容を決める
4. 備品・景品・食事などを手配する
5. 運営マニュアルを作成する
6. 開催後は撤収作業を行う
1. 開催目的を明確にする
まずは「この運動会を通じて、企業として何を達成したいのか」という目的を言語化します。「社員同士の連携を強化する」「コロナ禍で希薄になった部門間の交流を活性化させる」「企業理念を浸透させる」など、目的を定めることで、その後の計画の方向性がブレにくくなります。
2. 日程と会場を決める
目的や参加人数、確保できる予算の上限を固めた上で、東京ドームの担当部署に問い合わせます。この段階で、仮予約の可否、キャンセルポリシー、過去の企業イベントの実績などを詳しく確認しておきましょう。利用可能な日程の候補を複数提示してもらい、社内で調整したうえで会場を正式に予約します。
3. 企画内容を決める
開催目的に沿って、当日のタイムスケジュール、競技プログラム、開会式・閉会式の演出、チーム分けの方法、表彰内容などを具体的に検討します。
「より盛り上がる企業運動会を開催したい」「運動会の開催が初めてで不安」という場合には、実績が豊富なイベント会社に相談するのがおすすめです。プロの視点からアイデアをもらえるため、円滑に開催準備を進められます。
4. 備品・景品・食事などを手配する
企画内容が固まったら、必要なものを洗い出し、手配を進めます。競技に必要な道具、チーム分けのためのビブス、優勝チームに贈るトロフィーや景品などを予算内で手配します。
食事や飲み物についても、この段階で手配方法を検討し、参加者全員が安心して楽しめるように配慮しましょう。アレルギー対応などの確認も忘れずに行ってください。
5. 運営マニュアルを作成する
当日の運営を円滑に行うために、運営マニュアルを作成します。運営マニュアルとは、全体のタイムスケジュールや各担当スタッフの役割と動き、競技の詳細なルール、会場のレイアウト図、緊急時の連絡体制や避難経路などを記載した書類です。
運営マニュアルを作成したら、スタッフ全員で読み合わせを行い、認識を統一しておきましょう。
6. 開催後は撤収作業を行う
企業運動会が無事終了したら、速やかに撤収作業に移ります。レンタルした備品の数量を確認して返却し、会場で出たゴミは分別して処理します。
利用した控室やグラウンドを貸し出されたときの状態に戻す「原状復帰」は、企業の信頼を損ねないために欠かせません。最後まで丁寧に撤収作業を行い、感謝の気持ちを込めて会場を後にしましょう。
東京ドームの基本情報
以下に東京ドームの基本情報をまとめました。
所在地 | 東京都文京区後楽1-3-61 |
アクセス | JR「水道橋駅」西口 都営地下鉄三田線「水道橋駅」 A2出口 都営地下鉄大江戸線「春日駅」 6番出口 東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」2番出口 |
収容人数 | 55,000人 |
問い合わせ先 | 03-5800-9999 (東京ドームシティ わくわくダイヤル) |
公式サイト | https://www.tokyo-dome.co.jp/ |
なお、東京ドームでは、草野球・ソフトボール・キックベースを行う方にグラウンドを貸し出す「カシグラ!」というサービスを提供しています。企業運動会はイベント扱いであり、カシグラ!とは料金形態や時間区分が異なる点に注意してください。
東京ドームの企業運動会に関するよくある質問
ここでは、東京ドームの企業運動会に関するよくある質問とその回答をまとめました。
ここでは、東京ドームの企業運動会に関するよくある質問とその回答をまとめました。
費用は総額でいくらくらいかかりますか?
一概には言えませんが、開催時期や利用時間、使用する付帯設備のグレード、企画内容や参加人数によって大きく変動します。公式サイトで具体的な金額は公表されていないため、詳細な金額については電話(03-5800-9999)にて問い合わせてください。
運動会に必要な備品はすべて借りられますか?
東京ドーム側でレンタルできるのは、音響・照明・映像設備など、会場に常設されている基本的な備品が中心です。綱引きの綱やバブルボールといった競技の用具は、別途イベント会社などを通じて手配しましょう。
どのような競技がおすすめですか?
誰でも楽しめる「チャンバラ合戦」や、全員参加型の「まるばつクイズ」、協力が不可欠な「綱引き」、見て盛り上がる「バブルリレー」などが人気です。目的に合わせて組み合わせることで、一体感と楽しさを両立できます。
マンネリ解消!社員が「本気で楽しむ」運動会企画はIKUSAへ
従来の運動会では味わえなかった非日常的な体験と、最新のニュースポーツを通じて、マンネリ化した社内イベントを劇的に変えます。バブルサッカーやHADOといったユニークな競技から、防災知識を実践的に学べるプログラムまで、お客様の目的や参加者に合わせて最適なプランを企画。運動神経や部署の壁に関係なく、誰もが主役になれる「本気で楽しめる」空間をプロデュースし、社員のエンゲージメントと一体感を最大限に高めます。企画・運営から当日の進行まで、全てワンストップでサポートいたします。
まとめ