職場の結束力を高める社内運動会! 重要な運営係の仕事とは

職場の結束力を高める社内運動会! 重要な運営係の仕事とは

社内の交流行事として注目を浴びている社内運動会。

様々な企業が工夫した面白い運動会が話題にのぼっています。運動会の企画運営を任されたら、面白い企画を考えて成功させたいですよね。

しかし、どんなに目を引く企画があっても、当日の運営がうまくいかなければ運動会は成功とはいえません。
では、運動会運営に求められるものとは何でしょうか。また、運動会の運営を成功させるにはどのような準備が必要なのでしょうか。今回は、社内運動会が職場の結束力を高めることに着目し、理想の運動会を実現させる運営方法についてご紹介しましょう。

 

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運動会を成功させる運営係の役割

「運営を成功させたい」とは思っても、運営とは何なのかが分からなければ仕事はできません。「運営」とは、目的を遂行するためにその場を動かしていくことを表す言葉です。目的を持って計画する「企画」や、物事が進んでいく「進行」という言葉もよく聞きますが、意味がかなり異なります。

運営係の役割は、企画を受けプログラム通り進行するために実際その場で運動会を動かしていくことなのです。プログラム通りの進行を指揮するだけではなく、その場の状況を判断して臨機応変に対応するという面があります。

そのため、運営の仕事は運動会成功のための最も大切な要素といえます。では、実際にどのような運動会が成功といえるのでしょうか。企業が運動会を開催する主な目的から考えてみましょう。

 

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求められる「結束力を高める運動会」

運動会に限らず「飲み会」や「社員旅行」など、職場の交流行事が積極的に行われるのには理由があります。2017年に日本大学大学院の二瓶哲氏が行った「職場交流活動と職場結束力の関係」の研究から、職場の交流活動が「結束力」を強めることがわかりました。ここでいう「結束力」とは「力を合わせて成果を創出する」力のことです。

運動会運営を通して職場の「結束力」が高まれば、今よりもずっと良い仕事ができるとは思いませんか? 一人ひとりが精一杯の力を合わせて参加ができたなら、きっと職場でも力を合わせた仕事がしやすくなることでしょう。

運動会を成功させるためには、すべての参加者が集中できる環境づくりが運営係の重要な役割です。では、社内運動会を運営する際におさえておきたいポイントをご紹介しましょう。

アクシデント対応ができる運営係になろう

運動会当日、プログラムがスムーズに進行し、アクシデントがあってもすぐに対応できる運営を目指しましょう。困っている人を一人でも減らし、すべての参加者が運動会に集中できる環境づくりが運営係の仕事です。では、企画案がすでにある場合、運営係が始めにすることは何だと思いますか?
それは、当日の動きを想像することです。

目を瞑ってイメージしてみましょう。XY日の朝、会場は〇〇体育館……受付場所に続々と集まる社内のメンバー。さて、受付は混雑していませんか? 車椅子ユーザーの社員は困っていませんか? 駅から離れた会場の場合、どのような方法で集まるのでしょうか? よく想像してみれば、会社からの送迎バスが必要になってくるかもしれません。

このように、運動会当日の流れを丁寧に想像することで、運営に必要なものがわかってきます。そこにはダイバーシティの考え方も必要です。なぜなら、「すべての参加者が運動会に集中できる環境づくり」が運営係の仕事だからです。

もちろん会場は半年以上前から予約し、必要なモノを考えて購入やレンタルを検討しましょう。当日、その場で誰かが困らないように、企画書に書いていなくとも想定される出来事には全て対応策を作り出すのです。予測できるアクシデントを減らすことができ、万が一何かが起こってもすぐに対応できるようになります。

運営係が「楽しい社内運動会」を表現しよう

職場の結束力を高める運動会を実現させるためには、モノの準備だけでなく団体を動かす力も必要です。団体とは、参加者である社員一人ひとりの集まりです。彼らの心を動かすために必要なものとは何でしょうか? 会長の力強い挨拶? それとも豪華な賞品でしょうか? 

色々と思いつくかもしれませんが、「運動会って楽しい!」という声はいかがでしょうか。「楽しい!」という感情こそ、人を動かす大きな力になるはずです。

運動会の運営係は、社員みんなが積極的に参加するための原動力として「楽しい!」を演出しましょう。

楽しければ積極的に競技へ参加ができ、応援も盛り上がるので、運動会の運営が成功に近づくでしょう。一人ひとりが「楽しい!」と思えるきっかけづくりもまた、腕の見せどころです。

参加者が運動会を楽しいと感じられる場面を具体的にみてみましょう。運動会では、これまでの職場とは違った方法や内容でのコミュニケーションが楽しめます。業務の内容しか話したことのなかった相手でも、アイコンタクトでボールをパスできたら、どんなに楽しいことでしょう。また、普段は穏やかに仕事をしている同僚の、戦略的な一面に出会える面白さもあるかもしれません。

このような場面を増やしていきたいですね。そのために運営係がこのような経験を積極的に楽しみましょう。「運動会って楽しい!」の気持ちを率先して表現することで、社員みんなにとって運動会の楽しさを共有できるきっかけが生まれ、積極的な参加がしやすくなります。

社内運動会は自社商品を使って運営を工夫しよう

社員みんなが一堂に集まり、一つの行事を実現させることで結束力が強化される社内運動会。自社らしいユニークさで運営を工夫し、私たちにしか実現できない運動会に仕上げていきましょう。

自社商品を使うことで、競技や差し入れなどを工夫しましょう。職場の結束力を強化するという運動会の目的を社内によくPRすることや、社員が考えたスローガンを掲げる取り組みも効果的です。運動会が楽しければ積極的に参加しやすくなりますが、さらに自社らしい演出があれば、所属意識を高めることができます。そうすれば、職場の結束力がさらに強化されることでしょう。

運動会運営業者には職場の個性を伝えよう

運動会の運営を業者に依頼する場合、自社らしさを運営に生かすために、運営業者には職場のユニークな話題を伝えるようにしましょう。運動会のプロである運営業者に依頼すれば、面白くて楽しい運動会がきっと実現するでしょう。

ここでもう一度、社内の運営係の役割をおさらいしておきます。運営係の仕事は「すべての参加者が運動会に集中できる環境づくり」です。すべての参加者とは、普段一緒に仕事をしている社員のことですから、職場のユニークな話題を伝えることは、社員の代表である運営係の重要な仕事になります。

例えば職場で使われる業界用語や社内で起きた最近の出来事を題材にすることで、進行や競技を工夫することができます。チーム分けをする時にも、職場の空気感を知っている運営係にしかできない仕事があるでしょう。

まとめ

すべての参加者が「楽しい!」と感じて積極的に参加でき、さらに結束力と所属意識を高められる運動会を目指したいものです。運営の中で起こり得る、あらゆる事態に対応できるよう準備しておきましょう。

また、社員だからわかるユニークさを見極めて活かし、当日は運営係が率先して楽しさを表現するようにしましょう。「楽しい!」の声が響く運動会で育まれる結束力は、これからの職場をさらに豊かにしてくれます。  

企画時から運動会が終わるまで、運営係には繊細な仕事が求められ続けます。当日はきっと、社員みんなの結束力が強まっていく様子を目撃して、思わず目を潤ませてしまうことでしょう。

 

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