イベント保険の基本
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- イベント保険の基本
運動会や遠足などの社内イベントを開催するときには、万が一にそなえて保険の加入が必要です。たとえ会社が主催したイベントでも労災保険は認められない場合があるため、主催者は賠償責任保険に加入することで参加者がケガをした際の補償ができます。
イベントの主催者は、開催前に参加者全員分の保険加入をすませておきましょう。
社内イベントは労災が認められない!?
厚生労働省によると、労災保険が認められる業務災害については、「事業主の支配下で業務に従事している場合」とされています。
そのため運動会や遠足など、業務との関連性が薄い社内イベントにおいては、開催中に参加者がケガや死亡したとしても保険が認められないことも多いのです。
労災が認められない場合、事故が起こった際は原則、主催者が全ての責任を負います。社内イベントを開催するときは、保険の加入が必須といえるでしょう。
参考サイト
労災保険給付の概要|厚生労働省
社内イベント開催前に入っておきたい保険10選
運動会や遠足など、社内イベント用の保険は、1日から入れるものや団体割引が適用される保険などさまざまな種類があります。保障内容をよく確認して、自社のレクリエーションに合った保険を選びましょう。
イベント共済
JA共済
JA共済のイベント共済には、参加者にケガなどが生じた場合の「イベント傷害共済」と、イベント活動にともなう賠償責任が生じた場合の開催者向け「イベント賠償責任共済」があり、ボウリングや草むしりは1級、野球や運動会は2級など、開催する種目によって保険の掛金が変わります。1名1日あたり12円から加入できる安さも特徴です。
イベント(レクリエーション・行事)に
関連する保険
株式会社グッド保険サービス
グッド保険サービスの保険は大人数のイベント向きです。施設の入場者全員を被保険者とする「施設入場者傷害保険」のほか、悪天候でイベントが中止や延期になった場合に保険金が支払われる「興行中止保険(イベント中止保険)」など、花火大会やパレード、運動会のような不特定多数の人が参加する場合にオススメです。
レジャー・サービス施設費用保険
三井住友海上
野球場・競技場などのレジャー・サービス施設のほか、学校や事務所などをレンタルしておこなうイベントに対して保障される保険です。事故により発生する被災者対応費用や被災者への見舞金、おわび広告を掲載する災害広告費用が保障されるなどの特徴があります。
レクリエーション保険
損保ジャパン日本興亜
損保ジャパン日本興亜の「レクリエーション保険」は、1契約あたり20名以上が参加する宿泊をともなわないイベントでおこったケガを補償する保険です。加入は名簿などで参加者が確認できる場合に限られるため、少人数で開催するイベントに適しています。
スポーツ安全保険
公益財団法人スポーツ安全協会
「スポーツ安全保険」はスポーツ活動、文化活動、レクリエーション活動、ボランティア活動、地域活動などを行う4名以上のアマチュアの団体・グループが加入できます。インターネットから手続きが可能なので、開催日まであまり余裕がない場合にも加入できる保険です。
1DAYレジャー保険
セブン‐イレブン(三井住友海上)
セブン‐イレブンの「1DAYレジャー保険」は、1日500円から入れる保険。レジャー・スポーツ中のケガはもちろん、他人にケガを負わせた場合の損害賠償や、遭難時の救援者費用も補償されます。セブン‐イレブンで簡単に手続きができるので、個人で保険に加入する場合に便利です。
スポーツ・レジャー保険
NTTドコモ
ソフトバンクと同様に、ユーザー限定でかんたんに加入できるレジャー保険。補償のプランは3種類あり、保険料が高くなるにつれて補償金額も上がります。スマホでネットワーク暗証番号と生年月日を入力するだけで申し込める手軽さがメリットです。
ケガの保険 日常の事故
au損保
猛暑による熱中症にも対応しているのがau損保の「ケガの保険 日常の事故」。こちらはauの利用者だけでなく、ソフトバンクやNTTドコモのユーザーも加入できるのがポイントです。加害者になってしまった場合の示談代行サービスや 携行品損害など、充実した補償内容が特徴です。
「保険に入ったら安心」ではない
保険に加入したからといって、安全が確約されるわけではありません。イベントの主催者は保険加入の有無に関係なく、事故防止のための対策を怠らないようにしましょう。