大縄跳び
- 同時参加人数~20名
- 競技時間3分程度
- 社内運動会
- ファミリーイベント
- 企業対抗戦
- 社内コミュニケーション
- チームビルディング
- 競争型イベント
- 働き方改革(場所・時間)
- アイスブレイク
- イベントプロモーション
参加人数
20人~200人程度が推奨
縄の長さや回し役の力量にもよりますが、1チームあたり5~20名程度が一般的です。人数が多いほど難易度が高くなるため、運動会を行う目的に応じて適切なものを選択しましょう。
基本ルール
一般的には2人の回し役の間にチームの全員が立っている状態で大縄を回し始めますが、1人ずつ順番に回っている大縄の中に飛び込んでいくこともできます。運動会種目として大縄跳びを行う場合には「跳んだ回数」を競うことが多いので、全員が縄の中にいる状態で始めることをおすすめします。
大縄には5mや10m、15m等と様々な長さのものがあり、それぞれ3~7人、5~15、10~20人が目安とされているので、参考にしてください。基本的には、最も回数多く跳んだチームの勝ち。回数のカウントについては、審判を配置するか、掛け声で何回跳んだのかが明確にわかるようにしましょう。大縄跳びはやり方もルールもシンプルですが、ドキドキ感を味わいながら楽しめる魅力があります。
大縄跳びの歴史
縄跳び遊びは、日本国内では少なくとも室町時代には存在したと歴史的な書物を基に考えられているようです。縄跳びの教育文化としての始まりは18世紀の後期、ドイツの体育教師が書物に記したことがきっかけだと言われており、現在の運動会種目や体育の授業などで縄跳びを使用することに繋がっていると考えられるでしょう。そしてその後、19世紀後期にドイツから日本に伝わってきたとされています。
スポーツとして世界的に人気のある『ダブルダッチ』は跳び方が大縄跳びに似ており、その歴史は300年以上前にオランダ人がニュー・アムステルダムに持ち込んだことが起源だと言われているようです。日本ダブルダッチ協会が発足したのが1996年であり、競技としての国内での歴史は浅いですが、大縄跳びは運動会種目として人気が高く、広く親しまれています。
大縄跳び勝利のポイント
大縄跳びで勝つには、シンプルに考えると「誰も縄に引っかからないようにすること」が重要です。大縄を回す役を担う人の技量と跳ぶ人の技量が高ければ、回数を重ねていきやすくなり、勝利に近づけます。まず大縄を回す役を担う人についてですが、一般的には腕を大きく回し、手先を地面に近づけて縄を引きずるようにして回すと跳びやすくなるとされています。
回し手の人は、縄を大きく回すことを意識しましょう。次に跳ぶ人についてですが、一般的には跳ぶときに膝から下を大きく振り上げ、膝から上があまり大きく動かないようにすると、足先や頭が縄に引っかかりにくくなるとされています。きれいに縄を避けながらジャンプすることができるように意識しながら繰り返し練習していきましょう。大縄跳びの練習をする場合には、チーム内で決めごとをすると良いです。
たとえば、ジャンプする時に他者との呼吸を合わせるための掛け声や、跳ぶ人の足の上げ方、回す人の大縄の回し方などを統一することで、練習時のブレがなくなります。そうして練習で同じように繰り返していくことで、完成度が高まり、大縄跳びの精度が上がっていきます。本番でも力を発揮できるよう、型を作り、それになぞらえて繰り返し練習することで、勝利に近づいていけるでしょう。
大縄跳びを行うメリット
大縄跳びは、種目の性質上、事前に団体練習を行う必要性が高いです。そのため、チームワークの向上を図れ、練習期間を経ることで本番の達成感も高まります。そうしていくうちに全体の一体感が生まれ、チームビルディングの効果も得られるでしょう。
大縄跳びのように、全員が息を合わせて行う種目は、数多くある運動会の種目の中でも稀です。運動会を行う目的の1つとして「協調性や向上心などの精神的な成長」や「チームワークの強化」などを挙げる企業や学校が多いので、大縄跳びはそういった面からも種目として採用することによって大きな効果を得られる可能性があります。
加えて、大縄跳びを行っている人たちだけでなく、観戦者にとっても楽しい種目なので、運動会の種目として採用するメリットの大きな種目の1つだと言えるでしょう。
大縄跳びに期待される効果
大縄跳びを行うことで、有酸素運動を繰り返し行うことによる健康面の効果や精神的なリフレッシュ効果、引っかかった人に「ドンマイ!」と言える精神、他者との呼吸を合わせることによる協調性、縄に引っかからないように注意することで得られる注意力と集中力、他者と協力することによるチーム意識の強化など、様々な効果を得られると考えられます。
それらの効果を高めるコツとしては、「勝つことにこだわりすぎず、かつ熱中して取り組めるように促すこと」です。勝つことに一生懸命になることは大切なことですが、その意識が強すぎると、他者を責める気持ちや、自分自身がプレッシャーを感じてしまう要因になることがあります。
運動会は、競争よりもリフレッシュやチームワークの向上を目的として行われる場合が多いものです。「楽しむこと」をキーワードにして、楽しみながら熱中できる空気をつくりましょう。そういった空気の中で練習し、本番に臨めれば、主催者側が望むような効果を得やすくなります。
大縄跳びを行う際の注意点
大縄跳びはあまり激しい動きを必要としない種目ではありますが、参加者がケガをしてしまうリスクがないわけではありません。体育館で運動会を行う場合には、滑りやすい靴を避け、水や汗などで滑りやすくなっていないかを確認し、足首の捻挫や転倒などを防ぐように配慮することが重要です。そういったリスクは、屋外で運動会を行う場合にもある可能性があります。
参加者がケガをしないよう、十分に配慮しましょう。また、稀なケースではありますが、大縄跳びの回数が多くなりすぎ、体力的な限界を超えても跳び続けてしまうことが原因で、体調不良を起こす可能性もあります。大縄跳びを行っている間には、苦しそうな顔をしている人がいないかどうかを確認するようにしましょう。
大縄跳びのアレンジ種目
大縄跳びはシンプルなので、様々な要素を取り入れることでアレンジ種目をつくりやすい種目です。大縄跳びをシンプルにアレンジしたい場合には、2本の縄を使用する「ダブルダッチ」がおすすめです。
企業などの運動会では参加者が大人なので、少々難易度は高めですが、対応できる可能性があります。「ダブルダッチ」は人気競技なので、趣味としてハマる人がいるかもしれませんね。練習期間をしっかりと確保できる場合には、大縄跳びのレベルを上げてダブルダッチを採用することも選択肢のひとつになります。
そのほかの大縄跳びアレンジ競技は以下の通り!
大縄跳びで素敵な運動会を!
大縄跳びは、多数ある種目の中でも、得られる効果や楽しさが大きくなりやすい種目です。用意する必要のある道具も少ないので、企業などで運動会を行う際には、種目の1つとして採用することをおすすめします。運動会を開催する目的などに応じて、種目のアレンジや難易度を上げることも検討しながら、より良い形式での実施を目指しましょう。