楽しい防災訓練をしたい!防災に興味がない方でも興味をもって学べる防災をしたい!と熱い気持ちから防災運動会を開催!
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- 人数
- 51名~100名
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- 開催場所
- 屋内
2021年11月13日(土)商工業の振興と地域の経済的発展のため活動されている、京都府商工会議所青年部連合会様に、防災運動会をご利用いただきました!
防災運動会とは!
防災運動会は、防災知識を学べる新しい運動会です。
防災は5つのフェーズに分かれると言われていますが、防災運動会では競技を通して以下のフェーズを楽しみながら学ぶことができます。
チームで協力しながら競技を楽しめるので、防災に興味がない方でも遊びを通して楽しく防災知識を身につけられます。
「防災について考えるきっかけを持って欲しい」
「楽しいだけではなく、学びにもつながる運動会を実施したい」
など、様々なご要望にもお答えできる運動会として、多くのお客様にご活用していただいています。
今回、防災運動会を実施したきっかけとは?
京都府商工会議所青年部連合会様では毎年研修をしていて、今年度趣旨を変えて運動会がしたいと考えていました。
そんな中、「オンラインでも運動会が出来るような企業はないか?」とイベントを探したところIKUSAの「おうち防災運動会」を見つけていただきました。もしコロナが猛威を奮っていたらオンラインの「おうち防災運動会」を、落ち着いていたらリアルの「防災運動会」ができる!と考えて問い合わせてくださったのがきっかけでした。 実施のタイミングで緊急事態宣言が明けていたので、無事に「防災運動会」を行うことができました。Error! File is not found.
実際の防災運動会の様子をご紹介!
今回の防災運動会は80名のみなさまが参加!宇治市のとある体育館で実施しました。ここからは、実際にどのように進行したのか当日の様子とともにご紹介します!
開会式
まずは代表者のご挨拶。 これから始まる運動会に向けて会場内に少しばかり緊張が走ります。
総勢80名ともなれば、チームごとに整列した光景は圧巻ですね。
競技前の選手宣誓
運動会といえば選手宣誓!
これから始まる運動会で一生懸命に戦い抜くことを堂々と宣言していただきました。
各チームの代表者がそれぞれのカラー旗を掲げ、共に戦い抜くことを誓いました。
競技前のラジオ体操!
さてここからはIKUSAの司会も加わり「防災運動会とは」を語りながら、場を盛り上げていきます。そしてこれから始まる競技に向けた準備運動としてラジオ体操が始まりました!
ここでたくさん体をほぐして、緊張を和らげていきます。
ラジオ体操が終わればいよいよ競技スタートです!
第一競技「防災クイズラリー」
防災クイズラリーでは、災害発生時に起こるフェーズの「事前準備」について学べます。災害が起こった際の対処方法をクイズ形式で出題、参加者は正解の番号パネルを持ったスタッフの元に移動します。
見事全て正解の場所に移動し残った選手の数で各チームの得点が決まります。不正解者は待機ゾーンへ。今回は「地震」「津波」「総合」という3つのパートに分かれて進行していきます。
出題数は、各パート3問ずつ。序盤で不正解になっても、次のパートからはまた参加することができます。とはいえ各パートごと全てに正解しないと生き残れないシビアな戦いです。
随時解説を挟んでいくので、序盤から知識がどんどん増えていきますね。
残った人たちの表情はとても誇らしげでした。移動型選択形式(ウルトラクイズ)では大勢いる解答の方が正解だろうと思われがちですが、自身で答えを選択しなければ脱落していくこともしばしば……
実際に「被災した」という場面では自身の選択が重要になってきます。
現時点での防災知識をフル活用しながら、自信を持って移動しなければなりません!
徐々に問題の難易度も上がっていき、最後の「総合」問題では生き残ったのがたったの数人!?己の解答を信じた者だけがこの競技を制するのです!
第二競技「災害脱出救済リレー」
お次の種目は災害脱出救済リレー!
この種目では発生直後から24時間以内のフェーズを体験できます。
いわゆる障害物競走のようなものですが、普通の運動会とは異なり、防災に関するミッションを次々とクリアしなければなりません。
バトンとして防災バッグを背負い、次の走者のもとまで運びます。
スタート地点では、少しの緊張感と負けないぞ!という気迫が伝わってきます!
そして今回皆様には3つのミッションに立ち向かっていただきました。
第一ミッション『新聞紙スリッパ作り』
このミッションは「靴がない時に瓦礫の上を歩かなければならない」という想定で進んでいきます。リュックに入っている新聞紙で新聞紙スリッパを作り、足つぼマットの上を歩いていきます。
他の走者と競い合いながら作るので、とても必死ですね。 作り方はとっても簡単ですが、折り目をちゃんとつけて折らなければ途中で脱げてしまうことも!
この新聞スリッパは、実際に熊本地震の時も使用されました。
第二ミッション『心肺蘇生』
このミッションは、心肺停止した被災者の心肺蘇生を行うという想定です。
今回は重要なポイントを皆さんにあらかじめレクチャーしました。
競技中はちゃんとできているかスタッフが厳しくチェックします!
心肺蘇生は、ただやみくもに心臓を押すだけでは成功しません。適切な力でリズム良く押すことで、ミッションクリアとなります!
第三ミッション『毛布担架』
このミッションは毛布と棒で簡易担架を作るというものです。
これを作ることができれば、自分たちで怪我人を運ぶことができます。
次の走者と共に担架を作り、あとはゴールまで運ぶだけ!
無事ゴールできた皆様は清々しい表情をしておられました。
白熱した会場は熱い空気に包まれ、これぞ運動会!という迫力がありました!
第三競技「防災借り物競争」
いよいよ最後の競技です。防災借り物競争!
この競技は災害発生後24時間~72時間以内のフェーズを想定したものとなっています。
ここでは『災害が起きて24時間がたち、怪我をされている方や、困っている方がいる。身の回りのものを使い、どうすれば解決できるのかをチームで考え動かなければならない。』という設定で始まります。
このように、地域住民や、組織の中で人を助けていくことを共助(きょうじょ)と言い、実際、過去に起こった震災で共助によって助かった方は、救助された方全体の9割を超えるとも言われています。
この競技では共助の観点から、チームで協力し、困っているチームメイトを助けていただきます!
まず参加者は4人1組や5人1組のチームとなり、そのうち1名は与えられたお題(腕を骨折した・トイレに行けない・体温が非常に下がっているなど)に応じて怪我人役として物品ゾーンに待機してもらいます。
競技開始の合図と共に仲間が状況を確認し、今あるものの中でできそうな対策を組み立てていきます。
今回の課題は『雪が降るほど寒い日に被災しました。身体を温める行動をとってください!』『ガラスに触れてしまい手から出血しています。すぐに応急処置をしてください!』というものでした。
皆様自身で考え、身の回りの物品から利用できそうなものを探します。物品の中には個数が限られているものもあり、他のチームより早く獲得せねば処置の幅が狭まることもありました。より適切にそして迅速に処置できたチームの勝利となります。
ってあれれ?なんだか様子が…笑
皆様なぜか頭にネクタイを結んでいく…これはお洒落も兼ねているのでしょう。
ゴールしたら1組ずつお題とどのように取り組んだのかを発表していただきます!
このプレゼンも勝敗を分ける大事な場面です。今回は皆様のユーモアあふれるプレゼンが光っていました。
プレゼンが終われば審査員による審査結果の発表です。
この競技では適切に対処がされていても、不必要なものがあったり、逆に機能を狭めているものに関しては赤旗(不合格)となります。早くゴールしていても、合格基準を満たしていなければ順位が変わってしまうシビアな戦いでした。
厳しい審査に見事突破したチームと先着順で順位が決まっていきます。
結果発表
ついに結果発表です!3競技の総合結果で順位を決定し表彰します。
3位から順番に発表され、1位の発表では会場内で大きな拍手が巻き起こりました。
この数時間、戦い抜いた皆様に大きな拍手を!
記念撮影
共に戦い抜いた仲間たちと最後に記念撮影です(撮影時のみマスクを外しています)。
きっとチームの仲もより深まったことでしょう!
防災運動会でできること
防災運動会では様々な競技を通して楽しく防災知識を学ぶことができます。
楽しみながら防災知識を学ぶ!
「防災」というとハードルを高く感じてしまいがちですが、防災運動会は、「楽しい」にフォーカスを当てた運動会です。そのため、小さいお子様から大人まで、どんな人でも楽しみながら学びを得ることができます。
会社のレクリエーションでも、自治体やイベントでも。防災を「知らない」状態から「知る」ためのきっかけづくりを、私たちはサポートします。
競技をカスタマイズできる!
防災運動会では、様々な競技の中から当日行う種目を目的に合わせてカスタマイズできます!
また、IKUSAでは「地産地坊」の考え方を大事にしています。
災害は地域や周囲の環境、家族や隣人との関係によっても対策が変わってきます。
地震の頻度が高い地域か、台風が多い地域か、家族にお年寄りや怪我人はいるか、会社にいる時の被災かなど、様々な場面に合わせ競技をカスタマイズできます!
仲間意識を高めるチームビルディング!
防災運動会はチームビルディング・ファミリーイベントにもなる楽しい運動会です!
各競技には作戦タイムが与えられ、参加者は答えのない災害への対策を話し合います。
楽しいだけでは終わらせない白熱する数々の競技でチームの仲が深まること間違いなし!
防災運動会をお家でも!
防災運動会はオンラインでの実施でも可能です!
「防災運動会を実施したいけれど、大人数が集まるイベントを開催するのは難しい…」
そんな方におすすめなのが、ビデオチャットツールを利用した「おうち防災運動会」です。
おうち防災運動会は、Zoomなどのツールを活用して行うため世界中のどこからでも参加可能です。通常の防災運動会の競技をアレンジしただけでなく、オンラインシステムを使った「防災謎解き」やVTRを見て防災上の間違いを探す「防災間違い探し」などオンラインならではの競技もお楽しみいただけます!
まとめ
本記事では京都府商工会議所青年部連合会様にご利用いただいた防災運動会の様子をご紹介しました。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました!
防災運動会は日本全国どこでも実施可能です。
ご興味お持ちの方はお気軽にお問い合わせください。